Co-EAMS
Co-EAMS
低コスト構成を追究したアンテナ近傍界計測システム
構成使用技術は従来の電気的手法と方形導波管プローブ(OEWG)を使用。独自の信号処理技術と自社ブランドのアップ/ダウンコンバーターを採用して低コストにカスタマイズした商品となります。
目的の周波数と仕様を選択してセットアップします。お客様の目的に応じて最適な構成を検討しますので、まずはお気軽にご相談ください。
近傍界計測に、大型のプローブ走査機器は不要です。
例えば、左図は直動ステージと回転ステージを組み合わせた、円筒走査系です。測定環境をコンパクトにすることができます。
また、下図のように、ロボットアームへの実装も可能です。
ロボットアームの場合、平面、円筒走査に加え、球面走査も可能です。
被測定アンテナによって、適した走査系をご提案します。
本製品の特長
・周波数対応:1GHz ~ 110GHz
・低コストを実現する3要素
1)周波数帯を選択式(アップ・ダウンコンバーターの段替えで周波数拡張・変更も可能)
2)独自のベクトル信号処理システム(VSPS:Vector Signal Processing System)で構成するため、市販のVNA(Vector Network Analyzer)が不要
3)ミリ波帯に対応する、自社ブランドによるRF機器をベースとしたアップ・ダウンコンバーターを採用(市販のエクステンダーが不要)
・OEWGのプローブ補正を含めたNear-Far変換S/W(パターン・利得)
左表から、用途に応じた周波数を選択してください。複数を選択する(段替え構成にする)ことも可能です。
表の黄色で示した周波数帯は、自社ブランドのRF機器をベースにしたアップ・ダウンコンバーターを採用しますので、より低コストに構成することが可能です(お薦めです)。
左図は28GHzゲインホーンアンテナを、回転ステージと直動ステージの組み合わせによる円筒走査系で測定した近傍界計測結果です。
以下は、近傍界測定データをNear-Far変換ソフトにて遠方界変換した結果になります。
(※Near-Far変換ソフトは7G aa株式会社様の技術を採用しています)
受信プローブの方形導波管プローブ(OEWG)をEOセンサプローブに変更することができます。Tx側が電気による逓倍、Rx側が光システムの、光電ハイブリッド構成となります。
EOセンサプローブにすることによるメリット
・従来、OEWGは共振影響をさけるため、アンテナ開口から5λ~10λ程度プローブを遠ざける必要がありますが、EOセンサはアンテナ近傍で計測が可能なため、計測環境がよりコンパクトになります。また、アンテナ極近傍での振幅、位相分布の計測も可能になります。
6-PAMSのページ(リンク有)をご参照ください。
独自のベクトル信号処理システム(VSPS)とアップ・ダウンコンバーターによって対象ミリ波の振幅と位相情報の取得が可能です。
そのため、計測環境を段替えすることによって、自由空間法による材料計測-複素誘電率とS11/S21計測も可能となります。
アンテナ計測も材料計測も一体での導入をご希望される方向けに、一体型の構成(セットアップ)を検討することも可能です。
材料計測システム(EMMS)のページ(リンク有)をご参照ください。
参考価格:27GHz ~ 42GHz、直動・回転ステージよる円筒走査系のシステムの場合1,480万円~
※2024年度限定価格、25年4月以降に予期無く価格変更をすることがあります。
※当価格には、光学定盤、電波吸収体、シールドルームなどの測定環境に係るもの、及び、校正キットの価格は含まれていません