透過材料は、その誘電特性(誘電率・屈折率)によって、最適な厚みに設計する必要があります。
最適な厚みの場合、透過減衰は最も小さくなります。
また、最適厚みと厚みが異なる場合、電波の乱れ、つまりビームチルトが大きくなることも確認されています。
弊社は、振幅のみならず、位相を正確に取得できるため、対象の誘電材料にとって、最適な厚みを解析することができます。
さらに、複数の誘電基材から成る場合や、塗装がある場合においても、最適な基材厚みや塗装膜厚を理論上求めることも可能です。
振幅、位相を求めることによって、周波数軸において透過率と反射率の理論計算も解析できます。