現在進めている研究開発案件です。
当社は大学発ベンチャーとして研究開発を進める一方、まだ小さな企業ですので人的リソースに限りがあります。
こちらでは当社が進めている開発内容を示し、皆様に情報を共有することを目的としています。もし"こういう開発がしたい!"という案件がございましたら、遠慮なくご連絡をください。当社は市場のニーズ(課題)を起点に、ダイナミックに・フレキシブルに、研究開発を行います。
1)
総務省 持続可能な電波有効利用のための基板技術研究開発事業(FORWARD)において、【光技術によるミリ波・テラヘルツ帯材料計測システムの開発とその社会実装】をテーマに研究開発を実施しています。(2024年度~2026年度の計画)
本研究開発は、ミリ波からテラヘルツ波までの、周波数ドメインによる材料計測システムの開発となります。一般には、テラヘルツ波帯の材料計測にはTHz-TDSが使用されますが、当社は所謂THz-FDSと呼ばれる製品を開発しています。当技術が完成すれば、100GHz以下のミリ波にも対応ができ、また周波数確度の高い材料計測が可能になります。また、THzイメージングにも応用が可能です。
早期の社会実装化を目指しており、事業会社さまからの計測ニーズなどご提案を募集しております。
2)
株式会社KRI様と、次世代通信(Beyond5G)用材料・デバイス開発包括体制を確立(業務提携)し、先端的な材料・デバイス開発の支援活動を行っています。
KRI様と共同で、メタサーフェス反射板の設計・試作など、28GHzや300GHzなど周波数に縛られることなく、新しい材料・デバイス開発を支援するための研究を実施しています。
まだまだ社内とKRI様のアイデアを基にした研究が主であるため、事業会社様からのニーズなどご提案を募集しています。
その他)
・ミリ波帯ハーモニックミキサーの製品化(現状のラボ用途水準から製品水準に)
・有機非線形光学結晶(DAST、OH1)の育成や加工などの条件最適化
・VNA代替システムの最適化(S/N改善や掃引速度改善など)
・FPGA実装技術の多角化開発(ミリ波帯SDRの開発やFPGAを用いたミリ波センシングなど)